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一貴山保育園で働く安徳祐美(あんとく ゆみ)さんにインタビューをしました。安徳さんは二丈が大好きで、小さい時の「保育士になる」という夢をかなえた、二丈中学校のみなさんの大先輩です。子どもたちのために日々働いている安徳さんに、今回は地元で働くことを選んだ理由や保育士のお仕事についていろいろお話をききました。また当日は、安徳さんの上司の方々もいっしょにいてもらいました。最初から最後まで仲のいい保育士さんたちと、おだやかな空気の中で話は進んでいきました。

PART4

保育士になるために

☆「必見!保育士になるために習得しておきたいこと!」

 

学生:中学校で保育士さんになりたい人は、まずピアノをやってた方がいいんですか?

 

安徳:はい。あとから学ぶ方がきついです。園によってはピアノが引けないとダメな園もあるので、短大はいって最初にすぐ試験がありました。最初のピアノのテストで受験者が60人ぐらいいて、ホントにひけないのが4・5人でした。みんな、習ってて当たり前みたいな空気がありましたね。

 

学生:例えばピアノ以外にもこれは最低限あったらよかった技術はありますか?

 

安徳:なんでもできないとダメ…じゃないですけど。折り紙であったり、製作だったり、器用じゃないといけないということではありません。そこは保育士同士で助け合っています。ダンボールで劇に使う木を作ることとか、裁縫(さいほう)も得意だといいかな。

 

学生:一般的な家事はできるようになった方がいいですね

 

安徳:そうですね。あと子供が虫とかとってくるのでキャーキャー言えません。そうじや洗たく、畑作業もあるし。「よごれてもいい!」って気持ちが大事ですね。

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☆「保育士さんになるとたくましくなる!?」

 

学生:中学や高校は部活とかしていましたか?

 

安徳:小学校から高校まで柔道部でした。いざってときに、守らないといけないので(笑)保育園でも力仕事が多いので、重いの運んだりとか。女性の職場なのでそれがすごい役に立っています。

部活とは関係ないかもしれませんが、たくましくなります。友達の子どもが泣いたら周りは驚くけど私は「大丈夫!!」っていったり(笑)

 

 

☆「最後に…」

学生:これからの仕事の目標とかやりたいことなどあれば教えてください。

 

安徳:身近な目標として、次の行事の運動会に向けて子どもたちと一緒にがんばりたいです。子どもにとって得意不得意があるので、本番の結果だけを見るのではなく、その子の努力をしっかりと見てほめてあげたり、認めてあげたりしたいです。途中で練習をあきらめた子には解決策を教えたりするのも園の仕事ですし、その努力をおうちの人に伝えるのも大事な仕事です。そこはしっかりやっていこうと思ってますね。

子供ってなんでもできるようになると、顔が変わるんですよ。だからさかあがりとかも、「先生できた!!」と言って自信になって「明日も今日もしよ!!」「いつすると?」って子供はいうんです。その意よくがすごい好きなんです。子どもは思ったことがすべて顔にでるので、不安な時もしんけんな時もその顔がずっといきいきした顔でいれるようにつねに心においています。

 

学生:なるほど…本日はおいそがしい中ありがとうございました!

 

<取材をしてみて…>

今回、インタビューをしてみて、子どもたちのためにいっぱいがんばっている、本当に素敵なお姉さんだなと思いました。運動会の練習やおゆうぎ会の衣しょう作りのために毎日遅くまで、家に帰ってもお仕事をするそのすがたはとてもかっこいいです。そして、地元が好きで地元で働いている安徳さんはとても楽しそうに見えました。私も安徳さんのように仕事にほこりと楽しさを持って、地元で働いてみたいと思いました。

記者:ぴろ

撮影:もずく

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