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一貴山保育園で働く安徳祐美(あんとく ゆみ)さんにインタビューをしました。安徳さんは二丈が大好きで、小さい時の「保育士になる」という夢をかなえた、二丈中学校のみなさんの大先輩です。子どもたちのために日々働いている安徳さんに、今回は地元で働くことを選んだ理由や保育士のお仕事についていろいろお話をききました。また当日は、安徳さんの上司の方々もいっしょにいてもらいました。最初から最後まで仲のいい保育士さんたちと、おだやかな空気の中で話は進んでいきました。

PART2

教えて!お仕事のこと!!

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☆「お仕事のやりがいや苦労って何?」

 

学生:働いて9年目ということですが、お仕事のやりがいは何ですか?

 

安徳:子どもたちは日々成長していくので、同じ毎日はないです。今日あることがまた明日あるとはかぎらない…その日々がおもしろくて、しげきになります。その日できたことを、いっしょに喜んだり、できなかったことに対してはげましの声をかけたり。そういうのがすごく楽しいですね。

 

学生:では、苦労したことはありますか?

 

安徳:自分だけの仕事をこなせばいいわけじゃないので、子どもの成長するところを伸ばしたり、そこに自分がどう関わっていったらいいか、うまくいかなくてどうしよう…となやんだりします。あとは、運動会やおゆうぎ会といった行事の練習が大変です。

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学生:子どもと関わるのが苦労すると話しましたけど、子どもの考えてることは大人と違ったりしますよね。そういうところは苦労しましたか?

 

安徳:子どもと大人の違いはそこまで感じたりはしないですね。同じ人間として関わるので。ただ、やっぱり一人一人違うので、子どもによって関わり方は変えています。

 

 

☆「行事の準備は本当に大変!?」

学生:子どもとの関わりもですが、行事の準備ってすごく大変だと聞きますが…

 

安徳:今は10月に運動会があるので、年長の子どもたちと鉄ぼうや飛びこみ前転やたいこの練習をしています。でも、子どもも遊びたいと思っているので、練習がいやにならないように考えています。たとえば、子供が意よくを持って練習できるようにちょっとおもしろいのをいれてみたり、毎日違うことをしてみたり。いろいろ工夫したりするので、行事の準備は大変ですね。

 

学生:なるほど!運動会もですけど、おゆうぎ会の準備も大変ですよね、

 

安徳:そうですね。うちの園はおゆうぎの衣しょうが全部保育士の手作りで、ねないで作る日もあります。園としては昔の衣しょうを引っぱって使っていいと言いますけど、やっぱり、いいのを着せてあげたいので手作りしてます。

 

学生:すべて手作り!?本当にすごいです!!

 

安徳:子どももみんな楽しみにしてるし。着るために練習をがんばってるところもあるので、そこは私たちもがんばって作ろうとおもって…。本番をむかえた時はそのねれなかった日々がふっとびます。もう本番見たら「ああ、がんばってよかった!」って思えるので。

苦労っていったらそれが一番に思いうかびました(笑)

 

 

☆「お給料って高いの?」

 

学生:行事の準備もですけど、子どもたちがよりよく育つための勉強もしてるので毎日大変ですね。労働量のわりにお給料の方はどうなんですか?

 

安徳:はい。安いですね(笑)

 

松尾:他の職業と比べると安いよね。ただ子供からしか学べないことがあるね。大人だらけの銀行に勤めた人とは話が全然ちがいます。私は保育士をしていて「救われている」って感じますね。家でもしイヤなことがあっても、ここにきて子どもと話したら忘れられるし。いやされるよね。あのじゅんすいな感じが…

 

安徳:ぎゅうっ!としただけで「はあん…」ってなるし(笑) 子どもがいるから働けるなって思います。

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