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みなさんは畳屋(たたみや)さんがどんなお仕事をしているか知っていますか?普段の生活で使用したり、目にする畳やふすま、そんな畳やふすまを作ったり、修理する若い職人が深江にいます。親子代々、昔から地元で畳屋を営んでいる、行弘畳・ふすま店の行弘正誠さん(27歳)に、お仕事のやりがいや苦労、今現在、新たに取り組んでいる新商品へのこだわりなどをインタビューではお聞きました。

PART3

仕事のやりがい・苦労

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学生:仕事のやりがいは何ですか?

 

行弘:畳やふすまを、きれいにした時のお客さんの反応ですね。

 

学生:どんな反応ですか?

 

行弘:畳やふすまの元のきれいな状態を頼んだ方は知らないというのが結構、多いんですよ。だから、新しくなった時に「新しいのってこんなにきれいなんだ」って言う、お客さんの反応が嬉しいですね。

 

学生:他にやりがいはありますか?

 

行弘:お寺の仕事があったとき、特別な畳(厚い畳)で、そういうのは特別な技術がないとできないんですよ。学校や家で習っていたので、そういうのが実際にできた時はいいですね。

 

学生:一般用の畳と、施設の畳とかで手法が違うんですか?

 

行弘:基本的には機械で畳を縫(ぬ)いますが、特注(とくちゅう)の畳とかになってくると手縫(ぬ)いとかそういう技術がいるんです。

 

学生:特注(とくちゅう)の場合どれぐらいかかるんですか?

 

行弘:大きさとか、どういうふうな作り方でも違ってはくるんですけど基本的には全て手作業なので、1日、2日がかりとかそういうふうになってきますね。

 

学生:針も大きいんですか?

 

行弘:普通のまち針よりも大きいですよ。

 

学生:大きいですね。けがとかすることはありますか?

 

行弘:もうしょっちゅうですね。手に刺したりとか

 

学生:苦労されたことは何ですか?

 

行弘:苦労は仕事を覚えるというもそうなんですけど、技能検定と言うのがあるんです。その試験を受けるために、練習をしないといけないのがきついですかね。

 

学生:職人になるための資格ですか?

 

行弘:仕事で特別に資格がないとできんということはないんですけど、資格をもっているのはそれだけ技術があるということで仕事の際にお客さんに信頼してもらえます。

 

学生:仕事での危険はありますか?

 

行弘:畳を包丁で切らないといけないので時々、手をきったりとか、畳を縫(ぬ)う時に針(はり)でさしたりとかしますね。

 

学生:それは痛いですね(―_―)!!

 

 

 

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